子どもは動くことが大好きでいつも動いています。また、歌や音楽も大好きです。そんな好きな音楽やリズムを感じながら自由に十分動いて自己発揮をし、心を豊かにできたらすばらしいですよね。心で感じことを音楽にのせて表現する、それがリトミックです。当園では積極的に取り組み小さい0歳児から楽しんでいます。
【リトミックってなあに?】
スイスの音楽教育家 エミール・ジャック=ダルクローズによって提唱された音楽教育の考え方で、音楽と動きを融合した教育スタイルです。一人一人が音楽を感じながら感じるまま動き表現することで、音楽を通して一人一人の自己実現を目指しています。その中で創造性や想像性を豊かにするものです。
リトミックによって ・心と体のバネ(意欲)が育ちます。 ・五感が育ち、表現力が伸びます。 ・手と手のぬくもりは、優しい心を育てます。
【子どもに心地よいリズムとは】
心拍数は1分間で、(個人差はあります。おおよその数値です。)
乳児 120 大人 60〜75
子どもは、大人にくらべ多いです。だから子どもにじっとしていてと要求するのは難しいのです。大人のリズムに合わせて歩くのも大変です。だって大人の倍近い速さで脈を打っているのですから。 子どもにとって心地よいリズムは大人よりずっと速いリズムです。
【リトミックで遊んでみよう】
● 音やリズムを感じよう ● 生活の中に音楽があったら自然と体を揺らしたりして何らかの反応を示すことでしょう。
● 音やリズムの変化にすばやく反応してみよう(即時反応) ● 音楽やリズムにあわせて歩き、音楽がストップしたら止まる、音楽が速くなれば走るなど音を感じて反応することです。
【実践例】(園で楽しんでいる一例です)
● 0歳児 ●
● 1、2歳児 ●
● 2歳児 ●
【一口メモ】
眠くて泣き出した赤ちゃんに皆さんはどんなリズムで対応していらっしゃいますか。 大人が心地よいゆっくりしたリズムでとんとんとたたいたり摩ったりしているのかな。もともと心拍数が早い小さい子は泣くことでもっと早くなっています。それに合わせた早いリズムで背中を軽くとんとんして、落ち着いてきたら大人のリズム、ゆっくりしたリズムでとんとんしたり擦ったりしていくと静かに眠りに入ることができますよ。